考古学調査の成果から見える療養所~近現代考古学の視点からわかること~

近現代考古学の視点から結核療養所の歴史を明らかにします。

開催趣旨

 これまで、各自治体では、地域社会及び経済活動等の復元や、地域固有の技術やその継承や発展を明らかにすることができる事例として、他の時代と同様に近現代遺跡の調査がおこなわれてきました。近年では高輪築堤跡や門司港駅、あるいは広島平和記念資料館本館の発掘調査によって、近現代遺跡の関心は高まりつつあります。
その中で、病院や療養所などの近代を象徴する保険医療施設の発掘調査に関しては、文献史学では見えない当時の社会性・医療技術などが考古学的な視点で明らかになっています。
清瀬市では、近現代史の重要性から国立療養所清瀬病院跡地の発掘調査をおこない、これまで想定してこなかった出土遺物を数多く確認し、当時の結核療養所の様子を考古学的な視点からみることができました。
そこで、今回清瀬の結核の展示を開催するにあたり、文献史学では見えなかった考古学的視点から見た療養所の姿を紹介し、地域の歴史に寄与するための講演会を開催します。

開催

2025年11月22日(土曜日) 午後1~5時

場所

郷土博物館 映像展示室/講座室

タイムスケジュール

13時開始
 「近現代考古学って難しい学問?」清瀬市郷土博物館 中野光将氏
13時35分
 事例報告1 

「国立療養所清瀬病院跡地出土遺物から見た当時の生活」清瀬市郷土博物館 東野豊秋氏
10分 休憩
14時15分
 事例報告2 

 「旧国立療養所中野病院跡地の発掘調査と近現代の中野区」 中野区区民部文化振興・多文化共生推進課文化財担当 藤掛泰尚氏
14時45分
 事例報告3

 「隔離の記憶を掘る~国立ハンセン病療養所栗生楽泉園・重監房跡の調査成果を中心に~」 重監房資料館 黒尾和久氏 
10分 休憩
15時25分
 討論会 「近現代考古学を療養所施設の資料から考えてみよう」
16時35分
 遺物見学会 

17時閉幕

申込み日・定員

10月15日(水曜日)午前9時から 電話20名 申込フォーム20名
※定員になり次第終了します。

申込み先

電話:042-493-8585 午前9時~午後5時

申し込みフォーム:https://logoform.jp/form/QzsJ/1209493

お問合せ

清瀬市経営政策部シティプロモーション課 郷土博物館(042-493-8585)